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変わるC型肝炎の治療

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こんにちは。まろん鍼灸接骨院です。

今回のテーマは、C型肝炎についてです。

 

 

C型肝炎 – 肝がんへ進行する危険性が最も高い肝臓の病気

 

「C型肝炎」の原因となるC型肝炎ウイルスは、血液を介して感染します。以前は輸血や血液製剤などから感染が起こっていましたが、1989年にC型肝炎ウイルスが発見されると、それらの感染経路に対する予防策がとられるようになり、そうした感染は基本的になくなっています。しかし、違法薬物の注射器などを介する感染は現在もなくなっていません。

C型肝炎ウイルスに感染すると、「急性肝炎」が起こり、そのうちの約7割が「慢性肝炎」に移行します。慢性肝炎の状態を放っておくと、長い年月をかけて「肝硬変」や「肝がん」へと進行していきます。日本人の肝がんはウイルス性肝炎を原因とするものが多く、その中でも最も多いのがC型肝炎です。C型肝炎の治療は進歩しており、ウイルスを完全に排除できる場合が増えてきました。また、新薬の登場も期待されています。しかし、改善すべき課題も残っています。

 

 

C型肝炎の治療では、「ウイルス直接阻害薬」という薬が使われることがありますが、人によっては効果が現れにくいことがわかってきました。それに気づかず服用を続けることで、副作用に悩まされたり、ウイルス直接阻害薬に対する耐性ができてしまうことがあるのです。こうした状態になると、たとえ新薬が登場しても、その効果が得られないことも考えられます。このような状況を避けるためにも、より適切な治療法の選択が重要になるとも考えられてきているのです。

 

 

C型肝炎の治療法を選択する場合、「ウイルスの型と量」「体質」「耐性ウイルス」が重要なポイントになります。これらは、血液を採取し、遺伝子から調べられます。ウイルスの型と量、耐性ウイルスはウイルスの遺伝子から、体質は患者さんの遺伝子から明らかになります。

 

 

日本人のC型肝炎ウイルスの型には、主に「1b型」「2a型」「2b型」があります。このうち、2a型と2b型の場合、1b型でもウイルス量が5logIU/ml未満の場合は、C型肝炎が治りやすいことがわかっています。C型肝炎の患者さんの約40%が、このタイプに当てはまります。

治りやすいタイプであれば、「ペグインターフェロン」と「リバビリン」という薬の併用療法が行われます。治療期間は24週間です。

「インターフェロン」には、抗ウイルスたんぱくや免疫の働きを活性化し、体内からウイルスを排除する作用があります。現在は、従来のインターフェロンより作用時間の長いペグインターフェロンが使われており、週に1回注射します。ペグインターフェロンに比べ、副作用が軽減され、治療期間も短くなります。リバビリンは、ペグインターフェロンの作用を強める働きをします。内服薬で1日に2回服用します。

 

 

C型肝炎の患者さんの約60%は、1b型でウイルス量が多く、治りにくいタイプとされます。その場合は、インターフェロンが効きやすい体質かどうかを調べます。その結果、インターフェロンが効きやすいと判定されたら、インターフェロンとリバビリンに、ウイルス直接阻害薬を併用する、「3剤併用療法」が行われます。治療期間は24週間です。

ウイルス直接阻害薬は、C型肝炎ウイルスに直接作用する薬で、ウイルスの増殖を抑える働きをします。3剤を併用することで、体からウイルスを排除する効果が高まります。

 

 

現在、3剤併用療法で使われるウイルス直接阻害薬として、「シメプレビル」という薬があります。シメプレビルは、従来の薬に比べて副作用が少なく、効果も優れています。患者さんの年齢にかかわらず、高い確率でウイルスを排除できると期待されています。

 

インターフェロンが効きにくい体質と判定されたら、体内の耐性ウイルスの有無を調べます。耐性ウイルスとは薬が効かないウイルスのことです。体内のC型肝炎ウイルスが、治療前や治療中に突然このようなウイルスに変異すると、薬によって大部分のウイルスが排除されても、耐性ウイルスだけが残ります。これが増殖すると、薬物療法を行なっても全く効かない状態になります。日本人では、10%以上の人が治療前から耐性ウイルスをもっていることが分かっています。

 

 

検査の結果、耐性ウイルスがなければ、薬物療法でウイルスを排除できる可能性があります。これまで、この状況で選択されてきた治療は3剤併用療法ですが、新薬の開発が進んでいるため、新薬による新しい治療法の登場を待つという選択肢も出てきました。新しい治療法を待つ場合は、その間、肝臓の炎症を抑える薬で進行を遅らせる「肝庇護療法」が行われます。耐性ウイルスがある場合は、新薬の効果は期待できないので、3剤併用療法が行われます。ただし、発がんリスクが高い患者さんは、新薬を待たず、3剤併用療法が選択されることもあります。新薬を待つかどうかは発がんリスクを含めて十分に検討されます。

 

 

 

 

 

 

 

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