漢方:認知症の行動・心理症状|羽村市の接骨院

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漢方:認知症の行動・心理症状

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こんにちは、まろん鍼灸接骨院です。

今回は、認知症の漢方療法についてです。

介護者を悩ませる「認知症」の行動・心理症状。漢方は、これらを抑えることにも効果が期待できます。

 

 

 

 

・認知症とは:BPSDを抑えることが認知症治療の目的になる!

認知症とは、何らかの理由で脳がダメージを受け、記憶力や判断力などの認知機能が低下して、日常生活に支障が生じる状態を指します。

 

認知症の症状には、中核症状と行動・心理症状があります。行動・心理症状は、以前は「周辺症状」と呼ばれていたもので、BPSDとも呼ばれています。

 

中核症状は、脳の認知機能が低下することによって起こるもので、「新しく経験したことを記憶にとどめることが困難になる」記憶障害(物忘れ)、「場所や時間がわからなくなる」見当識障害、「計画を立てたり、順序立てて実行できなくったり、物を考えるスピードが遅くなる」判断力の低下などがあります。

 

これらの中核症状に、患者さんのもともとの性格、生活環境などが影響して、抑うつ状態、興奮、徘徊などが起こることがあります。このような行動や心理の変化がBPSDで、一般に、高齢の認知症の患者さんのおよそ8割に何らかのBPSDが見られると言われています。

 

BPSDは、患者さんの生活の質を低下させるほか、介護する人を悩ませる原因になることが多く、介護する人にとっては大きな負担になると言われています。

 

 

◇認知症の一般的な治療

アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認知症など、認知症の大部分を占める病気に関しては、残念ながら現在のところ、根本的に治す治療はありません。

現れている症状の進行を抑えるために、西洋薬の抗認知症薬による治療が行われます。これは、主に中核症状に対する治療です。また、薬物療法のほかに、認知機能を刺激するリハビリテーションなどが行われることもあります。

 

抗認知症薬は、BPSDに対してもある程度の効果があるといわれています。しかし、BPSDは、環境の変化、ストレス、不安感、疎外感などが加わることによって生じることが多いとされるため、患者さんがこれらを感じないようにケアすることが最も大切です。

 

例えば「物忘れが多い」という中核症状に対して、周囲の人が注意すると、それがストレスになって、BPSDにつながったり悪化させたりしかねません。患者さんが努力しても、物忘れを治せるものではないので、周囲の人は、注意しても効果がないことを理解し、例えば、忘れても支障がないようにメモしたり、「私が覚えておくから大丈夫」などと言って、安心してもらうとよいでしょう。

 

病状が進行し、ケアだけでは対処が難しくなった場合には、患者さんの症状に合わせて、睡眠薬、抗うつ薬、抗精神病薬などの西洋薬が使われることがあります。しかし、高齢者の場合、薬によっては副作用が起こることもあるため、慎重に選択する必要があり、患者さんに合った薬がなかなか見つからないという課題もあります。そこで、漢方薬の効果が注目を集めています。

 

 

 

・漢方薬による治療:漢方薬は、BPSDを軽減する効果が見られる

漢方薬は、認知機能の低下を抑える薬ではありません。しかし、漢方薬にBPSDを見られるという多くの報告があります。なかでも、アルツハイマー病で起こるBPSDに対して漢方薬の効果があるという報告があり、10年ほど前からよく使われてきました。最近では、レビー小体型認知症で起こる特徴的なBPSDの一つ、幻視やうつ症状にも効果が見られるとの報告があります。

 

 

 

◇使用される主な漢方薬

BPSDに対して使われる代表的な漢方薬として、抑肝散があげられます。

抑肝散は、もともと「子どもの夜泣き」や「疳の虫(ひきつけ)」「母親のイライラを鎮める」などのために使われていた薬です。一般に、「神経過敏で興奮しやすい」「イライラする」「眠れない」などの精神神経症状に対して用いられ、アルツハイマー病やレビー小体型認知症の患者散のBPSDのうち、幻覚、興奮、攻撃的衝動、焦燥感、異常行動などに効果があるとされています。

 

ある調査では、BPSDのある認知症の患者さんに抑肝散を服用してもらったところ、服用前と比べて、焦燥感、不眠、無気力・無関心、妄想、排泄物を触るなどの奇異な行動が、2週間、4週間と経過するうちに改善したことが報告されています。

 

抑肝散は、「茯苓、川芎、釣藤鈎、蒼朮、当帰、柴胡、甘草」の7つの生薬で構成されています。このうち、川芎、釣藤鈎、当帰、柴胡、甘草の5つは、鎮静、鎮痛作用があり、茯苓、蒼朮は甘草と共に弱った胃腸を改善する作用をもっています。さらに胃腸が弱く、体力がない患者さんには、抑肝散に、吐き気止めの効果がある陳皮、半夏の2つの生薬を加えた抑肝散加陳皮半夏を使うこともあります。

 

これらの漢方薬の効果があまり見られない場合には、ほかの選択肢もありますので、医師に相談してください。

 

 

◇副作用

抑肝散の使用により、重い副作用が起こることはあまりありません。しかし含まれている生薬の甘草は、取りすぎると、むくみや血圧上昇、低カリウム血症などの副作用「偽アルドステロン症」を起こす恐れがあります。成分が重複しないよう、ほかの医療機関で処方されている薬がある場合は、必ず医師に伝えるようにしてください。

 

 

◇そのほかの注意

進行を遅らせる西洋薬やBPSDを抑えるための漢方薬は、症状が和らいだのちも服用を続けるのが基本です。漢方薬は、落ち着いた状態が続いている場合は、回数を減らしたり、中止することもありますが、自己判断でやめたりせず、必ず担当医と相談してください。

 

まとめ

漢方薬で患者さんの症状が和らぐと、介護する人の負担も軽くなり、より良いケアができるようになります!

 

 

 

 

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