アルコール依存症:治療と周囲の対応|羽村市の接骨院

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アルコール依存症:治療と周囲の対応

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こんにちは、まろん鍼灸接骨院です。

今回は、アルコール依存症の治療と周囲の対応についてです!

「アルコール依存症」は、飲酒をコントロールできなくなる病気です。

家族は、アルコール依存症がどのような病気かを正しく知り、患者さんに適切に対応することが、治療の第一歩につながります。

 

 

 

 

◇アルコール依存症に特徴的な症状

「アルコール依存症」の患者さんの例から見ていきましょう。

 

・定年後に飲酒が習慣化したAさんの例

無事に定年を迎えたAさん(65歳、男性)。これまでの生活と比べて時間が自由になったため、もともと好きだったお酒を、昼間から毎日飲むことが習慣になってしまいました。

家族は、増えるお酒の量に不安を抱きながらも、お酒がなくなると、またAさんのために買ってきてしまいます。Aさんは飲んでいるうちに寝てしまい、起きるとまた飲み始めるという飲み方を続けています。

 

Aさんは、定年後にアルコール依存症を発症した典型的な例です。体内に常にアルコールが入っている状態を維持するために飲酒を続ける、「連続飲酒」の症状が見られます。これはアルコール依存症に特徴的な症状で、すでにアルコール依存症に陥っていると考えられます。

 

 

・ストレスから酒量が増えたBさんの例

以前は、夫の晩酌の付き合い程度にお酒を飲んでいたBさん(47歳、女性)。夫の両親と同居するようになってから、姑との関係がうまくいかず、そのストレスから、お酒の量が増え始めました。

姑は、酔っているBさんにお酒をやめるように言うのですが、Bさんはやめようとしません。最近では、お酒を飲まないと手が震えるようになっています。

 

Bさんは、アルコールが体が抜けた時、「手の震え」が起きています。これも、アルコール依存症の典型的な「離脱症状」の1つですから、アルコール依存症の可能性が高いです。

 

 

 

◇家族の適切な対応

飲酒のコントロールができなくなったAさんとBさん。その家族は、それぞれ対応を工夫する必要があります。

Aさんの家族の場合は、家族が「酒を買ってくる」ということをしています。これは「世話焼き行動」、別名「イネイブリング」に当たります。酒を買ってくることは、アルコール依存症から回復するきっかけを遠ざけてしまうため、いくら頼まれても、家族はきっぱり断らなければなりません。

 

世話焼き行動は、ほかに「会社に欠勤の連絡をする」「アルコールが原因でトラブルを起こした時に、本人に代わって謝罪する」「アルコールがらみの借金を肩代わりして、本人に言わずに返済する」などがあげられます。このような世話焼き行動を続けていると、本人が自分の起こした問題に直面することがないため、いつまでたっても治療に結びつきません。

 

一方、Bさんの例では、姑との関係がうまくいかず、そのストレスが飲酒量を増やす原因になっていました。対処として、まず、Bさんの夫が役割を果たして、家庭内の問題を解決していくことが大切です。それに加えて改善した方がよいのは、Bさんが酔っている時に、酒をやめるように姑が話をしている点です。酔っているときに話しても効果がないので、しらふのときを見つけて話すようにします。

 

 

 

・治療:家族が第三者に相談し、受診につながる助言を得る

◇専門機関への相談

アルコール依存症の治療は専門医療機関で行われます。しかし、アルコール依存症の患者さんは自分の問題を隠すという「否認」の傾向があり、本人が自ら病院に行くことはまれです。受診につなげるには、家族が役割を果たすことが大切です。家族の説得で本人が医療機関を受診するのは良いのですが、そうでない場合には、家族が専門機関に相談し、アドバイスを受けることが勧められます。

 

相談する専門機関としては、都道府県と政令指定都市に設置されている「精神保健福祉センター」と、「保健所」があります。そのほか、アルコール依存症の治療をしている専門医療機関や、断酒して回復しようとしている人が、お互いに励まし合いながら活動している「自助グループ」などにも相談できます。

 

 

 

◇かかりつけの医療機関からの紹介

アルコール依存症の患者さんの多くは、肝機能障害などさまざまな病気をもっているため、かかりつけの医療機関があるはずです。そのかかりつけ医から適切な医療機関を紹介してもらい、受診するよう患者さんを説得してもらうと、受診がスムーズにいくことがあります。まず、家族がその医療機関に行って相談することもできます。企業に勤めている場合は、産業医が説得して専門医療機関につなぐケースもあります。

 

 

 

◇治療の基本は断酒の継続

治療は、入院治療と通院治療がありますが、一定期間入院して、退院したあともしばらくは通院するのが一般的です。治療の基本であると同時に目標でもあるのは、“断酒の継続”です。アルコール依存症は、飲酒のコントロールができない病気ですから“飲酒量を減らす”のは無理です。

 

また、アルコール依存症には、長く断酒していた場合でも、飲み始めればすぐに元の状態に戻ってしまうという特性があるため、断酒を継続するしか方法はありません。

 

 

 

◇治療の流れ

入院して1〜3週間ぐらいは、肝臓の病気など、飲酒によって起きた身体面の治療をします。また、その段階で手の震えや嘔吐などの離脱症状が現れた場合は、「抗不安薬」が処方されることがあります。このような時期を「解毒期」といいます。

 

離脱症状が治まり、体の状態が回復してくる時期には、本人が断酒を決意して継続することを助けるため、次のような「心理社会的治療」を行います。

 

◉教育

アルコール依存症や、アルコールの心身に対する害について正しい知識を身につける

 

◉認知行動療法

アルコール依存症や治療に対して、本人の間違った思考を修正していく

 

◉カウンセリング

個人あるいは小グループによるカウンセリングを実施する。

 

◉自助グループへの参加

入院中から自助グループに参加し、ほかのメンバーと語り合い、悩みを分かち合って、断酒の決意を固めていく

 

◉家族への対応

家族がアルコール依存症についての理解が十分でない場合屋、対応の仕方がよくわからない場合に、家族に対するプログラムも行う

 

 

断酒を継続していくため、この時期に、必要に応じて補助的に薬を使い始めます。断酒補助薬には、「抗酒薬」と「アカンプロサート」の2つがあります。

 

◉抗酒薬

体質的に飲酒できない、いわゆる“下戸の人”と同じような体質を薬で作り出す。水薬と粉薬の2種類があり、服用すると、一時的に体がアルコールを受け付けなくなる。

 

◉アカンプロサート

2013年から使えるようになった薬で、抗酒薬とは違い、中枢神経に作用して飲みたいという欲求そのものを抑える

 

 

抗酒薬の副作用には、肝障害があるため、肝機能をチェックしながら使います。アカンプロサートに重い副作用はありませんが、比較的起きやすいのが下痢です。

 

これらの薬物が果たす役割はあくまでも補助的なもので、最も大切なのは、本人の断酒の決意です。

 

退院後も断酒を継続しなければいけないわけですが、そのときに大切なのが「定期的な通院」「薬の服用」「自助グループへの参加」という外来治療の三本柱です。この3つを継続できれば、断酒を継続できる確率が高くなります。

 

 

 

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